世界史の勉強法【ゼロからの始め方】

世界史

世界史を選択したは良いけど、どう勉強したらいいかわからない。

 

授業は聞いているつもりだけど、何がなんだかよくわからない。

こういった声を生徒からよく聞きます。

今回は、全く世界史の知識がない人が始めるべき世界史の勉強法をご紹介します。

対象となる人
・世界史の知識はないが、世界史で受験に挑む人
・受験に使うわけではないが、世界史を勉強してみたい人
目指すべきゴール
・世界史の内容がざっくりとわかる
・センター試験で60点台が取れる

ちなみに僕は、今でこそ世界史の論述クラスを担当し、受験世界史を指導していますが、教員として働き始めるまで世界史にはほぼ触れたことがありませんでした
ほぼ独学で世界史の実力を高められたので、その手法もご紹介します。

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世界史の勉強法

1.地図を覚えよう

世界史を勉強するには、世界地図がある程度頭に入っていなければなりません。

おおざっぱでいいですから、世界の国がどの辺りにあるのか、覚えましょう。

「イギリスやフランスの位置?」「フィリピンってどこ?」

なんてことがだいたいわかっていれば、あえて他の教材を用意する必要はありません。

2.通史をざっくりと覚えよう

前提知識としての地図が頭に入れば、次はいよいよ世界史の内容に入ります。

世界史の内容は日本史と異なり、時間軸や地域が飛び飛びになります。
そこが世界史学習者を挫折させるところなのですが、めげずに頑張りましょう。

そこでオススメなのが

『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』です。

著者はYouTubeで講義動画をあげておられるムンディ先生
YouTubeでは教科書に沿った授業をされていますが、参考書では違います。

一人の主人公に合わせて歴史をまとめていくスタイルなので、流れが掴みやすくなっています。

独学かつ初学者には絶対オススメできる一冊ですね。

ただし、内容はある程度しぼってあるので、教科書のような網羅性を求めてはいけません。

ちなみにこの本は最近出たもので、僕が初学の時には使っていません。

僕が使っていたのは

 
 

このナビゲーターです。

教科書を噛み砕いて、講義調でまとめてくれています。
授業をそのまま字に起こしたような本ですね。

こちらは授業を受けている人が、そのサポートに使うと良い参考書でしょう。
授業をリピートするようなイメージですね。

ここでは、全てを完璧に覚えようとしないほうがいいです。
世界史は後からグッと伸びやすい科目です。最初はなんとなくでいいのです。

3.予習と同時に復習する

ふわっと人名や出来事が頭に入ったら、すぐに復習をしましょう。

一般的にはここで一問一答タイプの問題集をするのでしょうが、僕のやり方は違います。

ここで、通常のリード文付きの問題集に取り組みます。

名の通った出版社から出ていれば、どれでもそれなりの信用度はありますから、書店で見比べたり、使用している教科書に準じたものを使えばいいでしょう。

山川の『詳説世界史』が多いでしょうから

このスタンダードテストなんかはちょうど良いと思います。
僕も定期テスト作成の際に参考にしますからね。

インプットとともにアウトプットを意識すれば、記憶の定着は格段に良くなりますし、断片的だった知識がつながってきます。
世界史ではそのつながりがとても重要なのです。

勉強する際のこころがけ

上のやり方を続ければ、世界史のことはざっくりとわかりますし、試験でもそこそこの点数は取れると思います。

しかし、一つだけ意識しながら学習すれば、効率がグンとアップします。

それは「他人に説明するなら、どう説明するか」を考えながら学習することです。

実際、僕が初学ながら世界史の教師として指導できたのはこの心がけがあったからだと思います。

自分で授業を組み立てるつもりで勉強を進めると定着率は圧倒的に高くなります。

本当は、実際に人に説明するのが一番良いのですが、独学ではなかなか難しいでしょう。

そのときは、ぜひ「まとめノート」を自作してみてください。

自分にとってわかりやすいノートを作ることももちろん大事なのですが、誰が見ても良くわかるノートを作成することで、「説明」の意識を持つことができます。

最後に

どんな分野の学習にも言えることですが、まずは始めて見ることが重要です。

確かに世界史は結果がすぐには出にくい科目かもしれませんが、その分わかったときの面白さは一塩です。

ぜひ、世界史にチャレンジしてみてください。

センター試験で高得点が狙いたい場合は以下の記事も参考にしてください。

世界史
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