大阪大学 2004年度 世界史過去問

世界史

Ⅰ モンゴル高原からハンガリーまで連続する中央ユーラシアの乾燥地帯が、近代以前の人類史上に果たした大きな役割について、論述しなさい。ただしその際、重要な家畜と商品の名をキーワードとして使用し、かつ司馬遷『史記』とヘロドトス『歴史』に見える二つの政治勢力にも論及しなさい(二五〇字程度)。

Ⅱ 中国王朝史において、唐と宋の間に見られた政治制度・文化の変革(唐宋変革)について述べなさい(二〇〇字程度)。

Ⅲ 帝国主義の時代に限らず、古代以来、交易・植民活動はヨーロッパ世界の拡大と発展を支える原動力であった。古代ギリシア人やオランダ人は、これらの活動に大きな役割を果たしてきたが、これと関連する次の問一・問二に答えなさい。

問一
 古代地中海世界では、ギリシア人による植民活動が活発に行われていた。次に示す都市の中でギリシア植民に起源を持つものが五つある。その記号を解答欄に記入しなさい。

(ア) タレントゥム  (イ) ティルス  (ウ) フィレンツェ  (エ) マルセイユ
(オ) カルタゴ  (カ) シラクサ  (キ) カディス  (ク) ビザンティオン
(ケ) ナポリ  (コ) ローマ

問二
 一七世紀前半のオランダの世界的な発展について述べなさい(二〇〇字程度)。ただし次の五つの言葉を必ず用いること(アムステルダム、バタヴィア、ポルトガル、アンボイナ、ニューネーデルランド)。

Ⅳ 第一次世界大戦につながるヨーロッパの国際関係について述べなさい(二五〇字程度)。

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