若手教師がお金を貯めた方法【貯めるという意識】

生活

「働けど働けど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」

石川啄木は現代の若者の気持ちをうまく表現していますね。

薄給激務を地でいくのが教員なわけですが、その中でもしっかり貯金をする方法はあります。

僕は現在4年目の若手教員ですが、現在貯金が400万円越えです。
一年あたり100万円以上ですね。

貯めようと思えば貯められるのです。

僕が実践しているorしていた貯金術をご紹介します。

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若手教師がお金を貯めた方法

結論からいうと、実家暮らしが最強です。

通勤時間からして不可能な場合ももちろんありますが、可能ならば実家暮らしが最適です。

実家暮らしは最強

お金を貯めるのに実家暮らしが良い。

それは当たり前かもしれません。

なんてったって支出の中で一番負担の大きい家賃がかかりませんからね。

僕は職場と実家がすごく近かったので、結婚するまでは実家住まいでした。

「社会人にもなって実家住まいとか」(ププッ

なんて言う輩もいましたが、近いしお金かからないしで僕には家を出るメリットがなかったですよ。

そもそも、一人暮らしをするなら、住居を別に用意しないといけません。

単身者向けの賃貸で都心のほうだと月6〜7万はかかってきます。

そして地方の単身者向け賃貸は意外と高いのです。

地方は新たな人口流入が起きにくく、人の流動性が低いので回転の良さが求められる単身者向け賃貸はあまり建たないのです。

どちらにしてもわざわざ住まいを借りるのはぶっちゃけコスパが悪いです。

毎月の家賃だけじゃなく、初期費用もバカになりません。

仮に月6万円のワンルームマンションを借りるとしましょう。

たいてい敷金・礼金で2.3ヶ月分はかかります。これで12〜18万円

不動産屋に仲介してもらうことがほとんどなので、仲介手数料で半月分。プラス3万

家具一式を揃えて、安く見積もって30万

ここまでを合計すると少なくとも45万円は絶対にいるわけです。

この額って初任給の額面2ヶ月分とかですよね。

これから一生懸命貯金するぞ〜!!って時にこの負担は大きすぎます。

家賃補助をもらったとしてもそれは毎月の家賃にかかるわけで、初期費用は全部自分持ち。

それにひきかえ実家なら全てゼロ

もちろん毎月の家賃・光熱費・水道代もゼロ!!

いっぱしの社会人として、幾らかはお金を入れるべきですが、それでも家賃よりはいいですよね。

そして実家なら家事の負担も減ります。

自由気ままな学生生活とは違って、社会人生活は時間の制約が多いです。

日々の食事・洗濯・掃除の時間もままなりません。

家族の助けを借りることは恥ずかしいことではないのです。

弁当作りで食費を減らす

実家住まいは距離的に無理だという人も多いでしょう。

衣食住で考えるなら次に節約すべきは「」です。

食費を削るべし!!と言っても、カップ麺生活になってはいけません。

日々の食事をきちんと取ることは、精神衛生上とても良いですからね。心が豊かになります。

とはいえ無駄は徹底的に省きましょう。

一番無駄を省けるところはどこかというと、お昼ご飯🍙

一般企業のサラリーマンの方なら社食やランチに出かける人も多いでしょう。

他の学校さんはわかりませんが、うちは子ども達が弁当制です。

ということは教師も弁当制になります。

そうなると、お昼時に登場するのが

カップ麺🍜・カップ麺🍜・コンビニ弁当🍱・カップ麺🍜

という有様です。

決してカップ麺やコンビニ弁当を悪く言うつもりはありません。僕もお世話になります。

ですが、毎日続くのはどうでしょう。

カップ麺は確かに安いですが、若い人間にあの量は少し物足りないし、栄養が偏ります。

コンビニ弁当は年々小さくなっていますし、値段も高い。

そこで僕は自分で弁当を作っていました

とはいってもそんなに大したものではありません。

前の晩の残り物に野菜ものの冷凍食品を入れるだけのことも多いです。

これだけでも十分立派な弁当になるのです。

費用も300円かかるかどうかといったところ。

午後の英気を養うには自前弁当がオススメです!!

最近は自分で冷凍食品を作ったりし始めています。

図書館・古本屋をフル活用!

教師という仕事柄、本を買う機会も多いです。

特に入試問題集や参考書は授業準備に必須なのです。

それを全て新刊で揃えるとなるとお財布にかなりの負担がかかります。

そこで活用したいのが、図書館古本屋

僕は学校の図書館でまず資料を探しまくります。うちの学校の図書館は蔵書数が多い方だとは思いますが、さすがに思いのままに手に入るわけではありません。

そのときは地域の図書館を調べます。

なんとなく図書館というと子どもとお年寄りの憩いの場と思われていたりしますが、無料で本を貸し出してくれるサービスなんて使わない手がありません。

「借りた本ならずっと手元に置いておけないじゃないか。」

という声もあるかと思いますが、今まで読んできた本でそのほぼ全てを常に手元に置いておく必要ってありましたか?

ここは置いておきたいと思うところだけ写真にとっておけばいいのです。

同じように知り合いから本を借りるorもらうという手もありますね。

うちの職員室ではよく本の貸し借りを行っています。

この本がよかった。というオススメだけでなく、

この本はこの章だけ読んどけば、あとは別にいいよ。なんて書評もくれます。時間も節約できますね。

どうしても書き込みたいときは、古本屋で探します。

よく使うのはブックオフオンライン

ど定番ですが、1500円以上で送料無料なのがうれしいですね。

僕は本に書き込みながら読むタイプなので、実際は古本屋で買うことの方が多いです。

新書や問題集をぽちぽち入れていけば、1500円は超えてきますし、新刊なら1冊しか買えないような金額で何冊も買えるのは普通にありがたい話です。

節約は意識の問題

今まで紹介したのは僕が実践してきた節約術ですが、一番大事なのは意識することです。

正直なところ、実家暮らし・弁当・古本屋利用なんて目新しい節約術ではありません。

どれもありきたりな方法で、ややもすると貧乏くさい手法かもしれません。

ですが、「お金を貯める!!」と強く意識することで小さな節約が大きな効果を生みます。

実際には数十円、数百円しか節約したことになっていなくても、日頃から節約する意識を持つことで、大きな出費や衝動買いに自分でブレーキをかけることができます

なんとなく買っていたコンビニのジュースやお菓子も

「中古の古本何冊分かな」、「弁当の節約で何日分かかるな」

と思うことで買いたくなくなります。

こういういわば“無駄な出費”を減らしていくための意識作りが節約のもう一つの目的なのです。

最後に

小さなことから意識してお金を貯めていくことはとても大切です。

ですが、もっと大切なのは心を貧しくしないこと

最後までこの記事を読んでくださったあなたは、なんのために貯金をしないといけないと思っているんですか?

貯金は、お金を貯めることが目的ではありません。

使うべき時に使えるように準備するのが貯金の目的です。

あまりに節約することにこだわりすぎて、貯金自体が目的になってはいけません。

友人と遊んだり、たまに贅沢な食事をしたりと人生を豊かにするためにお金はあります。

始末するところ、きちんと使うところをしっかりと意識して、自分の目的・目標のためにがんばりましょう。

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